レインボウちゃれんじ

現役女子大生レインボウが想いを綴るブログ

もう私達は洋服を買う必要はない

 

森 星さんのインタビューをviviで見かけて、

とっても素敵だなと思ったのでブログに残しておきます。

 

「買い物ってどうしてる?」

という質問に対して

「最近は、長く愛せるものをひとつ買うとか、オンリーワンな巡り逢いのヴィンテージを買うとか、海外でふらっと入ったお店で何かひとつ思い出に買うとか。そんな買い物をしたいって思っています。」

という答えをされていました。

 

この森星さんの答えにぐっと心を掴まれたのは、

なにを隠そう私自身が最近、洋服の整理整頓に追われていたからです。

 

洋服って、もちろん毎日必要だし、様々なタイプの服を着分けなければならない場面が日常生活を送る中でもたくさんあるし

最低限必要だと思われる洋服ですらバリエーションが求められる。

 

例えば”友達と遊びに行く” というだけでも、遊園地にいくのか映画を観に行くのか、はたまた山登りをしに行くのか、

今あげた1つのシチュエーション・3つの場面でさえ、異なるタイプの洋服が必要になりますよね。

その上バイトの面接に行くだとか、家でごろごろするだとか

また異なるシチュエーションには全く異なるタイプの洋服が必要になります。

 

さらに友人の目を気にすると、いつも同じ服ばかり着回すわけにもいかない...

 

その上、スマートフォンでいつどこでも指一本で買い物ができるようになった時代。

トップスというカテゴリーをとっても

様々なカタチで様々なデザインが施された洋服がわんさかでてくる。

必要なものだけではなく単純に好きなデザインだという理由で欲しいものまで揃えていたら

毎日違う洋服を着たって着きれないほど大量に集めてしまう...

 

 

さらに、自分の好みの洋服を揃える上に、

毎期キリなくでてくるトレンドものにちょっと挑戦してみようかななんて思っていたら

あっという間にタンスだけにとどまらず、部屋が洋服で溢れかえってしまいます。

 

 

という過程を経て、私の部屋は順調に衣装部屋、もとい大量の洋服保管部屋へとなっていったのでした。

 

なぜ最近それらの洋服の整理整頓に追われていたかと言いますと、

急に父が娘たちの部屋の模様替えを提唱し

いらない家具が処分され新たにタンスが二つ、追加されたからです。

 

新しいタンスに今まで散らばっていた洋服を整理しながらしまっていくというのは

予想外に体力を消耗しますが、気持ちのいいもので、

冬物も夏物も、すべて一度広げて一から見直す作業を行いました。

(ワードローブから外してメルカリに出品したお洋服だけで52着ありました...)

 

その作業を行う中で気づいたことがひとつ。

ある程度の年齢になると、特に私のようなハタチ前後にもなると

だいたい服の好みは統一されてきます。

そうすると、トレンドのチャレンジ服以外、ある程度安心感のある定番服が揃います。

 

もう、服を買う必要はない段階へ突入したと言えるのではないでしょうか。

 

こんな場面に必要だから、と買い集めた服、だいたいそろったよね?

 

そこで、森星さんの言葉を思い出してください。

長く愛せるものをひとつ買うとか、オンリーワンな巡り逢いのヴィンテージを買うとか、海外でふらっと入ったお店で何かひとつ思い出に買うとか」

そう、私達はもう、この段階に突入するべきなのです。

ふらっと入ったルミネのいつものお店で、新作を買うのはやめよう。

この服、あの場面の時に使えるかも!って妄想するのはやめよう。

いつか使える時がくるから買っておこう。ってよく分からないいつかに備えるの、やめよう。

だいたいそのような場面に対応できるような洋服は、

私達のワードローブに揃っています。

 

それよりも、友達と貯金して行ったヨーロッパ旅行で素敵なトップスを買うとか

憧れブランドのヴィンテージバッグに手を出してみるとか

勝負所で着る、いい女見えするトレンチコートを買うとか

そんなたまの贅沢の方がよっぽど心の満足感もあるし

その洋服自体に思い出が詰まっていくと思うのです。

 

 

洋服に限らず

そろそろ、未知なる未来に備えるよりも

静かに着実に大切な思い出を意識して蓄え始める、そんな時期に私達はきているのかもしれません。